Acoustic BEM Module
音響境界要素モジュールは、有限および無限流体の低周波数応答をモデル化するために必要なすべての機能を、VA One環境に有しています(オプションとして大規模モデル解析向けに高速多重極境界要素を含めることも可能)。
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モジュールはRAYON境界要素ソルバーが進化したもので、低周波における流体負荷、拡散、音の放射や伝達を正確にモデル化することができます。
特徴
- 低周波(さらには、小型で剛なコンポーネント)における音響放射および拡散の詳細な“コンポーネントレベル”でのモデル作成
- 有限要素モデルに境界要素流体を短時間で付加し、ランダムな音響負荷、重い流体負荷や音響放射を考慮
- 音波回折、伝播、拡散および陰影効果の調査・検証
- 詳細化された近距離応答や複雑に壁で隔てられた、もしくは隔てられていないコンポーネントからの音響放射と関連する指向性パターンの調査・検証
- コンポーネントレベルの境界要素モデルからの情報を用いてシステムレベルのSEAモデルを更新(放射光率、荷重などの更新)
その他の機能
- 大規模モデルに対する先進的高速多重極境界要素
- 間接、直接および複合境界要素法
- 内臓式のメッシュコースニングおよび“シュリンクラップ”アルゴリズム
- 流体およびデータリカバリーメッシュの自動作成
- 非適合構造および流体メッシュのフルサポート
- 構造-音響連成とランダム振動解析のフルサポート
- 音響荷重ライブラリ:単極、平面波、拡散場など
- 無限平面、剛体平面、圧力解放平面、隔壁
- 先進的マルチドメイン境界要素法
- フルにカップリングしたソリューション(VA Oneに完全導入された境界要素法流体)
複雑なHVACダクトの振動音響性能を解析
- フランス:アルストム・トランスポール
BEMをFEキャビティに接続するVA Oneの新しい機能は、複雑なHVACダクトの振動音響性能をシミュレーション可能にします。このユニークな機能は、ハイブリッドモデルを用いることなしに効果的なモデル化を行うことが出来ない放射の情報から、取り付けられたHVACシステムにおけるダクトの正しい配置や寸法を確実なものにするために欠かせません。"
Core Modules of VA One & Advanced extension modules
- Acoustic BEM Module
- Acoustic FE Module
- Extension Modules
- Fast Multipole Methods
- Hybrid Module
- Poro-Elastic Material
- SEA Module
- Structural FE Module